トップメッセージ

代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO)

代表取締役社長兼最高執行責任者(COO)

新型コロナウイルス感染症がもたらしたパンデミックによって、私たちの生活様式は大きな変革を迫られました。人と人との距離を保つための移動手段としてのクルマの価値が再認識され、「所有」することへの根強い需要が見られたほか、業界問わず急速にデジタル化が進行しています。その一方で、グローバル課題として、気候変動対応が求められており、脱炭素化へ向けた動きが加速しています。

このような環境下、設立以来脈々と受け継いできた「常に挑戦する姿勢」を自らの価値創造の源泉として、当社はさまざまな革新にチャレンジしています。DX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みにおいては、公正・公平な中古車オークション運営のため重要な出品車に対する評価を強化すべく、1台1台を検査する過程にデジタルを活用し、目視だけでは十分に検知することの難しい瑕疵の可視化を図っています。さらに、これまで紙に記載していた車両情報の出品票をデジタル化し、会員の皆様の利便性向上に寄与するだけでなく、当社におけるオークション業務の効率化も図っていきます。今後はさらに、当社に蓄積された中古車車両のビッグデータを幅広い領域で多面的に活用していくことも検討しています。

また、当社がこれまで事業を通じて進めてきた中古車の循環は、クルマの循環型社会の実現という点で、昨今企業に求められているESGやSDGsに資する取り組みだと自負しています。中古車流通に不可欠な良質な中古車を一台でも多く確保するために、中古車買取専門店「ラビット」を全国に展開し、そこから買い取った中古車の大部分をオークションで出品・販売しています。加えて、国内屈指のリサイクル工場を擁する当社の子会社・株式会社アビヅでは、廃自動車を適正に処理し、リユース部品とリサイクル資源を一貫したラインで解体・回収するリサイクル事業を通じて、廃自動車から発生する鉄、アルミ、銅やレアメタルを含む金属類、プラスチックなどを高い精度で分別・再資源化しています。オートオークション事業や中古自動車買取販売事業を通じて自動車のリユースを促進し、そして廃自動車からはしっかりとリサイクルを図る----。モビリティのライフサイクルにおいて、こうしたサーキュラー・エコノミーを体現するユニークな企業グループとして、今後も新たな価値を創造していきます。

2021年10月